[治安]
1) パリ
基本的に、メトロやRERなどの電車内、あるいは駅でのスリに注意する必要があります。特に日本人観光客は狙われています。
電車内であれば、混雑時にポケットやバックの中を探って金目のものを盗んだり、あるいは話しかけたりして隙をみせたときに
バックの中から財布を抜き取るなどの話も聞きます。
駅内であれば、目の前を歩いていた人が急に転んで、その人を助けようとしたとき(かがんだときなど)に後ろから来た別の仲間が
財布を抜き取るなどがあります。現在では財布のみならず、iPhoneなどもスリの狙い目となっています。
いずれにしても、メトロやRERの中では注意をしておくことが重要です。僕自身もう数ヶ月パリにいますが、一度もスリに遭っていません。
あまり怖がる必要はありませんが、用心をして悪いこともありません。
地域としてでは、一般的にパリの郊外の方が治安が悪いといいます。これは比較的郊外の方が貧困層が多いからであると思われます。
特にRER B線の南北地域は危険と言われています。特に用事がなければ行く必要もないでしょう。
あとは、パリの北東部(北駅、西駅、ベルヴィルBelleville)の辺りが夜は危険であるといわれています。
個人的には一度夜中に一人で歩いたことがありますが、ここの辺りを夜一人で歩くのはおすすめしません。
なるべく大勢で行動するか、あるいは夜はそういった地域には行かない方が無難です。
基本的にパリでは殺人事件などの重犯罪の話は聞かず、スリなどの盗みをよく聞きます。
もちろん電車内での気づかないスリから、夜中に3人位に囲まれて殴られて財布を奪われるというケースまで様々です。
いずれにしても、パリに滞在する際には、いつも(日本にいるときと比べて)以上に用心して行動することをおすすめします。
2) その他の都市
パリ以外での情報はあまりありませんが、どの都市でも夜は少し注意した方がいいです。
特に、マルセイユでは治安が他の都市と比べて悪いと聞きます。実際にiPhoneをとられた人も知っています。
また、個人的な体験としては、ボルドーで夜に友達と市内を歩いていたところ、アルコールあるいは薬物中毒の人が絡んできたり、
薬物を買わないかと誘われたりしました。
[習慣/システム]
1) 挨拶
フランスでは、知り合いの人と会った際にはビズという頬でのキスをします。
これは基本的には女性同士あるいは男性と女性間で行いますが、南部では男性同士でも行います。
日本人にとっては初めはすこし戸惑いますが、これもフランス人にとっては大切な習慣です。
慣れれば意外ととできるようになります。
また、レストランや店に入ったとき(店員さんと目が合ったとき)には「ボンジュール(Bonjour)!」
あるいは「ボンソワール(Bonsoir)!」と声をかけましょう(それぞれ「こんにちは」と「こんばんは」の意味)
何も声をかけずに入るのは無礼だと考えられることがあります。また、店を出るときも、
「オールヴォワール(Au revoir)!」、「ボンジュルネ(Bonne journée)!」「ボンヌソワレ(Bonne soirée)!」と
言いましょう。このように声をかける方がお互いにもとっても気持ちのいいものです。
ただし、スーパーマーケットやファストフード店に入ったときなどは何も言いません。
その代わり、レジで自分の順番が来たときには店員さんと上記のような挨拶をしましょう。
2) チップ
基本的にフランスではチップは必要ありません。サービス料は料金の中に含まれています。
僕自身一度もチップを渡したことはありません。ただし、チップを渡すかどうかは自分次第なので、何とも言えません。
もし渡す際には、一般的に料金の5~10%位と言われています。
3) トイレ
フランスではトイレが有料である場合が多いです。駅やショッピングセンター内でも、50セントかかったりします。
なので小銭を多く用意しておくことをおすすめします。
ちなみにマクドナルドなどのファストフード店では、トイレに鍵がかかっていて、入るには店員にレシートを見せて
鍵を受け取らなければいけない場合も多いです。
ただし、一般的なレストランやカフェでは無料なので、その時に用を済ませておくことをおすすめします。
4) 電源
フランスでの電源プラグは C あるいは SE です。基本的にどちらでも使えます。
また、電圧は220~240Vなので、日本製の家電を使う場合には基本的に変圧器が必要です。
(パソコンなどには変圧器がすでに付いている場合が多いので、必要ないです)
なので、基本的に持ち物としては 変圧器+プラグ変換(C あるいは SE) が必要となります。
5) 水
フランスでは水道水を飲むことができます。ただし硬水なので、味が気に入らなかったり体に合わない場合があります。
その場合にはペットボトルの水を買いましょう。駅の自動販売機などでは500mlペットボトルが€2以上しますが、
スーパーなどでは安いと20セント位で売っています。スーパーを見つけたら、そこで買っておくといいでしょう。
6) スーパーマーケット
フランスでは、日本のコンビニのように24時間毎日空いている店はなかなかありません。
夜は遅くても9時頃には閉まりますし、基本的には日曜日(特に午後)は閉まっています。
これはフランスの法律において、日曜日は安息日として定められていて、店が開けないようになっています。
(パリなどの一部の観光主要都市/地域は除外されているようです)
また、休日に働く場合には給料を2倍にしなければいけないなどの法律もあるため、基本的に休日は閉まっている店が多いです。
なので、フランスに旅行に来る際には、土日は観光に時間を費やして、平日にショッピングと楽しむという計画をおすすめします。
また、何か必要なものがあれば、基本的に平日に買っておきましょう。
ただし、アラブ系の移民の人々が開いている小さな店(食料品や雑貨系)は土日も空いているところが多いです。
また、レストランやカフェ(特にパリ)などは土日でも開いています。
最後にちょっとした補足ですが、フランスのスーパーでは多くのところで買い物用ビニール袋が有料です。
もちろんビニール袋の値段は高くないですが、なるべくエコバックを持ち歩いて買い物をすることをおすすめします。
7) サマータイム
日本とフランスの時差は冬場で8時間、夏場(サマータイム実施時)には7時間となります。
(日本の方が時間が進んでいることになります)
サマータイム実施時期は、3月の最終日曜日の深夜1時~10月の最終日曜日の深夜2時となっています。
8) 年齢制限
フランスでは飲酒/喫煙が18歳以上です。
また、レンタカーは会社に依りますが、基本的に21歳以上でないと借りれません。
加えて、25歳以下であれば追加料金がかかることが多いです。
9) 免税
フランスでは、一つの店舗で外国人(フランスに住んでいる日本人は対象外)が€175以上の買い物をすると、基本的に12%
の免税を受けることができます。店でパスポートを提示して必要な書類をもらい、帰国前に空港で手続きを行います。
10) 喫煙
フランスでは公共の閉じられた空間(駅、レストラン、カフェなど)での喫煙が禁止されています。
屋外か指定された場所で喫煙するようにしましょう。
11) 公共交通機関
フランスの公共交通機関(特にパリ)は時間に正確でないことが多いです。例えば、RERなどはインターネットで事前に
調べた時間にはまず電車が来ません。そのため、余裕をもって行動することをおすすめします。
また、空港や電車でのストライキも多く発生します。(特に秋~冬にかけて)
電車のストライキが原因で学校の授業が休みになるなんていうことも起こります。
いずれにしても時間に余裕をもって行動し、その経路がダメな場合には他の経路に変更できるくらいにしておくとよいでしょう。
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