ポンゼショセの卒業要件には、8週間以上の短期インターンシップ(Stage Court)か11ヶ月以上の長期インターンシップ(Stage Long)
をS4(第二学期)の後に行う必要があります。短期の場合であれば、S4とS5の間の夏休み中に、長期であれば、S4の後から約1年間
インターンシップを行い、その後ポンゼショセに戻ってきてS5をやります。長期か短期かは好きに選べます。
インターンシップ場所もフランス国外でもOKで、母国(日本)以外ならどこでもいいです。(アフリカ、アメリカ、アジアでも!!!)
ただし、このインターンシップ先を探すのが意外と大変で、早めに準備、そして応募をしておくことをおすすめします。
ポンゼショセでは10~11月にパリであるキャリアフォーラム系への参加を推奨していて、そのために学校が休みであることもあります。
これらキャリアフォーラムで自分の履歴書を渡したり、採用担当者の連絡先をもらって自分から積極的にコンタクトを取るなどしないと、
なかなかインターンシップ先を見つけることができません。
これら自主的な応募と同時に、ポンゼショセのサイトではポンゼショセの学生向けのインターンシップ募集を公示しているので、
そこでいいなと思ったインターンシップに応募するというのもおすすめです。この場合の方が選ばれる可能性が高いです。
これらフランス企業での応募は、あまり早くに応募しても早過ぎたりするので、履歴書や志望動機書などを送るのはS4の学期が始まって
からの方がいいかもしれません。
しかし、もし国際期関系でインターンシップをしたい場合には、早めに動きましょう。
機関によっては12~1月頃には応募を締め切ってしまうところもあります。
全体の流れとしては、以下のようになります。
10~12月:
履歴書を作っておく(英語、フランス語)
キャリアフォーラムに出て、興味のあるところに履歴書を提出、コンタクトを得る
インターンをしたい企業を大体しぼる
1~2月:
国際機関系であれば、応募をする
3~6月:
実際に色々な企業に応募する
インターンシップ開始1~2ヶ月前:
SOP(ポンゼショセのインターンシップや就活担当の部署)で、インターンシップ認定手続きを行う
①SOPから送られてくるメールのリンクをたどって、そのサイト上で必要事項を記入・登録する。
(インターンシップ先の企業・団体の名前、インターンシップ期間、受入責任者の名前など)
②サイト上での登録が完了したら、SOPからの承認を待つ(最低1週間くらい待つ)。
③SOPがインターンシップ内容を承認すると、ENPCメールにインターンシップ契約書がPDFファイルで送られてくる。
④この契約書を3部印刷し、最後のページにあるサイン欄に、3部全てに自分のサインをする。
⑤サインした契約書3部全てをインターンシップ先に郵送し、インターンシップ受け入れ機関も同じように3部全てにサインする。
⑥サインされた契約書3部全てをインターンシップ受け入れ機関から直接SOPに郵送してもらう。
⑦契約書をSOPが受け取ると、SOPの責任者が最後に3部全部にサインをする。これが終わると、その旨のメールが来る。
⑧SOPに契約書を受け取りに行く。(1部はSOPが保管、1部はSOPが直接インターンシップ先に郵送してくれる、残りの1部は自分用)
→これでインターンシップ手続きは終わります。
インターンシップ期間中~S5開始まで:
インターンシップはただやればいいというわけではなく、ちゃんとレポートを提出しないと認定されません。
合計30ページほどのレポートが要求されます。(年度ごとに変わる可能性もあるので、SOPに直接聞いてみて下さい。)
※インターンシップを海外(フランス以外)で行う場合
行く国によっては、ビザ取得、予防接種、保険に注意しましょう!!
[ビザ取得]
インターンシップをフランス以外で行う場合には、行き先によってはビザの取得が必要になるので早めに動きだしましょう。
このビザの取得は国にもよりますが、大抵の場合フランスにある大使館で取得できるようです。
例えば僕の事例で言えば、ケニアビザの取得のためにはフランス(パリ)にあるケニア大使館で取得できました。
(日本で申請したり、フランスにある日本大使館などに行く必要は全くありませんでした。)
なので、フランス以外でインターンシップをすることを決めた場合、まず行く国の在仏大使館ホームページに行き(あるいは電話をし)、
そこで日本人が在仏大使館でビザ取得できるのか確認してみましょう。
[予防接種]
また、行き先によっては予防接種をする必要のある国もあります。
基本的な予防接種は一般的な医者(Médecin Généraliste)のところで処方箋をもらえば、薬局でワクチンを買うことができます。
ワクチンを買ったら、またその医者のところに行けば予防接種をしてくれます。
ただし、黄熱病などの特定の予防接種は一般的な医者ではすることができません。
いくつかの指定された予防接種センターに行く必要があります。
僕は "Centre de vaccinations internationales Air France" というところで黄熱病の予防接種を行いました。
ここは予約不要なので、直接行って窓口で「予防接種をしたい」と言えばすぐにできます。
他のワクチン(一般的な医者でも行える)もここですることができますが、少々値段が高いです。
また、フランスでは日本と比べてワクチン接種の規制が低い(同日に複数種類のワクチン接種ができるなど)ので、
一日で何個も予防接種ができることがあります。(ワクチンの種類にも依りますが。)
さらに、いくつかのワクチンは保険が効くので(A/B型肝炎などだったはず)、ちゃんとレシートや箱に付いているバーコードシールなど
はちゃんと取っておきましょう。
[保険]
ヨーロッパ以外の場合、フランスの社会保険は効きません(ヨーロッパ内であっても国に依るので、社会保険のLMDEかSMEREPに
聞いて下さい)。その場合には、自分で海外保険に入る必要があります。一つの手は、LMDEやSMEREPで海外インターンシップ用の保険
があるので、それに入るのが簡単かつ手っ取り早いです。値段もあまり高くないです。
もう一つのでは、自分で保険を探して入る方法です。大抵こちらの方が値段が高くなりますが、会社によっては日本語で対応してくれる
ところもあるようなので、言語的には楽です。
ただしここで一つ注意しなければいけないのは、日本のクレジットカード保険や海外旅行・留学保険は使えないところです。
これら保険は基本的に日本出発の海外滞在を対象としているので、すでに海外にいる場合には適用されません。
僕はケニアでのインターンシップの際に、"総合保険代理店アセット"というフランスにある日本人の方が経営参加している保険に
加入しました。こちらの海外旅行保険は、インターネット上で全て契約ができます。
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