国際開発って 2012/02/18

今日はちょっと時間があったので、映画を見ました。その感想をちょっと。。。

まず始めは「アメリカンビューティー」を。

この作品個人的に好きです。"理想"を追い求めて演じてゆくがゆえにダメになっていって、最終的に崩壊するところとか。

例え物質的/金銭的に豊かになっても、また資本主義の勝利者になっても、人間って結局弱いところがあるし、

それを認めてお互いに助け合うことが必要だし、やっぱり人間臭さからは逃げられないし。。。

しかもお互いに関心を持ち合うことが人間関係の一番大事なところだなって考えさせられます。

次に見たのが「スラムドッグミリオネラー」。これは初めて見ました!

インドが舞台になっていて、そこのスラムで育った少年がみなさんご存知のテレビ番組「ミリオネラー」

で億万長者になるという話。

恐らくフィクションの話ではあるけれど、インドのスラムの感じが分かります。

なかなか現実的な場面も多く、インドに行った事のない自分にとってはとても新鮮でした。

これら二つの映画は見ることをおすすめします!面白いです! でも結末とか言っちゃうと面白くないので、

内容説明はこの位のところで^^

次に見た感想ですが、この二つの映画を連続して見てみたら、国際開発協力、経済発展って何なのだろうかと思ってきました。

(もちろんこんな風に考えるのは初めてではありませんが、改めて考えさせられたって感じです。)

インドのスラムのように経済的に貧しい地域では乳児死亡率とか病気での死亡率も高く、劣悪な環境と言えます。

また、治安も悪く、殺人なども多くて、国としてはスラムは悪であり、消したいものであると考えます。

では、このスラムを消して、そこに高層ビル群を建設し、経済が発展してきたらどうなるのでしょうか。

もしアメリカみたいに超先進国になったら人々の生活はどうなるのでしょうか。

昔の日本人が憧れていたように、今のアジア人の多くも、

「庭のついた大きな一軒家に住み、家電が揃っていて、車も所有し、好きな物を好きなだけ食べれる」というたぐいの

理想が少なからずあると思います。

では、そこまで発展した先にあるものは「幸せ」なんでしょうか。

アメリカンビューティーにみられるアメリカの家庭状況、日本や韓国にみられる自殺の状況、ストレスであふれる社会、

これらが本当に目指すべきものなのでしょうか。

僕はアジアが好きです。なぜならアジアの人の笑顔は先進国の笑顔よりも輝いているから。

(少なくとも僕にはそう見えます。)

もちろんこれは先進国の日本で生まれた僕の意見であり、そりゃスラムで育ったことがないからそういえるのかもしれません。

また、僕自身もアジアの国々が今後も発展していき、経済的にも豊かになって絶対的貧困も減ることを願っています。

そして将来は国際開発協力に関連した仕事をしたいと考えています。

でも、じゃあとりあえず経済的に発展すればいいのかと言えば、そうでもない気がします。

やっぱり人と人との絆とか、人間関係とか、社会とか、物の考え方とか、色々とその国独自の物を残す必要もあるように思えます。

必ずしも今までの先進国のやり方にまねて経済発展するのがいいとは思えない気がします。

そして、経済的、技術的にそれら国々を支援する先進国も、支援の仕方は考えるべきであるし、ただプロジェクト作って融資して

働かせて、「はい、これで経済よくなりましたね。」というのは何だかなと思う。

じゃあどうすればいいのかって言われたら何とも答えられないし、自分に出来ることの能力なんて大したものではないし。。。

と、こんな感じです。もちろん答えなんて出ないでしょう。これから国際開発協力に携わって行く中で、何か見えてくるかもしれません。

とりあえずはこれら映画をみて良かったなと思っています。

もし機会があれば、ちょっと経済発展のことを考えながら比較して見てみたらどうでしょうか。

Shohei's Travels

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