アメリカ合衆国に行ってみたい 2012/03/04

僕がフランスに来てからもう11ヶ月も経ちました。

フランスにいるとフランス語をしゃべることが要求されるし、フランス社会に上手くなじむことが必要です。

フランス語でfranciser(フランス化する)っていう言葉(動詞)がありますが、その通りで自分自身少しづつフランス化されてる気がします。

また、フランスのグランゼコールにいると、フランスが世界の中心っていうのは言い過ぎですがフランス語圏のことばかり考えてしまい、

世界全体を見る視線が失われてきているような気がします。

もちろんフランスもG8の一国ですし、経済規模であれば世界を引っ張っている国々の一つと言えるでしょう。

ただ、やはり世界のトップを走っているのはアメリカ合衆国のような気がします。技術にしても、経済にしても、色々と。。。

だから理系の留学先は基本的にアメリカだし、ヨーロッパに来る学生(特にアジア系)は比較的少ないです。

ではなぜ僕がアメリカではなくフランスを選んだかと言うと、まずフランス語を習得したかったというのがあります。

大学4年の時点で英語はある程度話せる自信があったので(まぁこれがとんだ勘違いで、最近は全然自信がありませんが)、

次はフランス語を(ビジネスの機会で)話せるようになりたいなと思ったからです。

これは将来土木関係の仕事でアフリカに行く可能性がとても高く、そのアフリカでは基本的に英語とフランス語が重要だからです。

そこで、授業もフランス語オンリーのグランゼコールで勉強すれば一気にフランス語の能力が上がると考えました。

もう一つはフランスを含めたヨーロッパの方が、アメリカよりも好きだったからです。

アメリカへは旅行で一度しか行ったことがないですし、アメリカ人の友達もさほどいません。なので自分勝手に決めてしまった感じですが、

アメリカよりもヨーロッパの方が自分に合っているような気がしました。

僕の中で世界は人間の年齢に例えるとこんな感じです。

ヨーロッパ:50~60代で、成熟期。もうすでに落ち着いている。まだ世界を引っ張っているが、躍動の中心ではない。

アメリカ:30~40代で、一番の働き盛り。全盛期。落ち着いているというよりも、エネルギッシュ。世界の中心として影響力がある。

アジア:10代後半~20代:一番の伸び盛り。まだ頂点には来ていないが、今後世界の中心になるだろう。

アフリカ:10代前半:ようやく成長が始まるかなという位。無限の可能性があり、今後に期待。

ただ、アジアに関しては"アジア"とひとくくりしてはいけない気がします。国によって発展度合いは違うので。

日本:ヨーロッパ並みの50代くらい。

韓国:20代後半で伸び盛りから全盛期の間。

中国:20代前半で、最高の伸び盛り。

インド:10代後半伸び盛り始め。

のような気がします。ただ、アジアの問題点(特に中国)は少子高齢化問題などで"伸び盛り->成熟期"と一気に飛んでしまい、

全盛期の期間が短くなる可能性がある気がします。また、中国に関しては地域・都市ごとに発展度合いが全く違うので、"中国"

としてひとくくりできず、今回言っている"中国"とは北京や上海などの大都市圏を指してします。

では本題に戻ってなぜ僕がフランス(ヨーロッパ)を選んだかというと、自分自身は躍動的な世界経済の中心よりも、落ち着いている

ところを好む性格だと思ったからです。落ち着いているとは、経済だけではなく、文化・人格などにおいてもです。

アメリカはヨーロッパに比べると、まだ若い(成熟していない)ように感じます。

未だに差別は大きく残っているようですし、少数派の人間に対する保護もちゃんとしていません。社会保険制度なども問題ありますし。

もちろんヨーロッパが素晴らしくてアメリカが良くないと言っているわけではありません。ただ、自分にはヨーロッパが合っていそう

と思っただけです。

今のところ僕自身11ヶ月住んでいて一度も差別(言動)を受けた記憶はありません。もちろん街中で悪い態度をとられたことはありますが、

そういう人はどんな人(フランス人も含めて)に対しても同じ態度をとります。

日本人、あるいはアジア人だからといって何かされたことは一度もありません。ただ、フランス語がちゃんと話せないと嫌がられる

ことはあります!!!!! (なのでフランスに来る前にちゃんとフランス語を勉強しておくことを強くおすすめします!!!!!)

一方でアメリカに留学していた友達の話を聞くと、少なくとも一回は差別を受けていると聞きます。

ただ、ヨーロッパも最近は外国人排出の方向に向かっているので、何とも言えませんが。。。

あと、就職に関しては差別があります。でもこれはフランス語能力の問題もあるし、ビザの問題もあるので、僕としては"差別"と考えてはいませんが。

以上のような理由で僕はヨーロッパ留学を選びました。中でもフランスを選んで正解だったような気がします。

やはり食事は英語圏などと比べて美味しいですしww(でもこれ意外と重要な要素です)、文化も独特なものがあります。

ただ、やはりたまにはアメリカに行ってみたいと思うものです。

いつか仕事でもインターンでもあるいは留学でもいいので、一度アメリカというものを体験して、そしてそのときに本当の意味で

日本(アジア)・フランス(ヨーロッパ)・アメリカを比較できればなと思います。

それまでにはちゃんと英語を勉強しないといけないですね。頑張ります!!!

Shohei's Travels

旅行に行くのと飛行機に乗るのが大好きなしょうへいのホームページです。旅・飛行機・海外生活・語学・仕事などに関する情報を載せていく予定です!

0コメント

  • 1000 / 1000