ポンゼショセとのダブルディグリープログラムでは、最初の5ヶ月間集中的な語学研修があります。こちらの方は個人負担ではないので、費用面に関しては心配しなくても大丈夫です(これは2012年の話であり、その後変わったようです。詳しい状況は留学担当の方に聞いてみて下さい)。
基本的に修士1年の4月から8月いっぱいまでをヴィシーというフランス中部の町で過ごし、ここで集中的にフランス語能力を上げていきます。もしすでにフランス語を習得している場合(ヨーロッパ基準でB2,C1以上)であれば、この語学研修を受けず、その期間を日本の母校で勉強するということも可能です。この場合のメリットは、ポンゼショセ留学後の日本帰国以降の単位取得を楽にすることができるところです。この5ヶ月間(夏学期)に日本の大学での修了必要単位のほとんどを取ってしまえば、帰国後の一年間で研究に集中することができます。
ただし、個人的な意見としては、ポンゼショセ留学前のこの語学研修を受けることを強くおすすめします。というのも、ポンゼショセでの授業は全てフランス語であり、しかもそのフランス語レベルもとても高いです。(もちろんポンゼショセの先生方も留学生が多くいることを知っていますが、その留学生に言語レベルを合わせて授業をすることはほとんどありません。話すスピード、単語のレベルももちろんフランス人向けです)なので、ポンゼショセの授業をなるべく理解するためには、なるべくフランス語のレベルを上げておくことです。
ということで、多少フランス語が話せたとしても、ヴィシーで5ヶ月間語学研修をすることをおすすめします。このプログラムで指定されている語学学校 "Cavilam" はフランスでも有名な語学学校で、授業内容も充実しています。また、放課後にも様々なアクティビティー(スポーツや映画、フランス文化体験など)があり、そこで色々な国籍、違うクラスの学生と仲良くなることができます。また、この5ヶ月間はホームステイをするので、フランスの家庭を体験することもできます。この5ヶ月間の語学研修を終えたときには、4月にフランスに到着したときとは確実に違う自分のフランス語レベルに驚くでしょう。
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