航空券を買って飛行機に乗ると、基本的にマイルが付きます (格安航空会社、LCC、などは除きます)。
これは航空会社のポイントカードのようなもので、飛行距離(=マイル)に応じてポイントが貯まり、
貯まったポイントで無料の航空券がもらえるといった仕組みになっています。
現在ではこのマイル制度もどんどん発展しており、旅行のとき以外にも日々の生活でマイルを貯めることができるようになっています。
例えば航空会社系列のクレジットカード会社が発行したクレジットカードを使った場合や、指定されたインターネットショッピング
などでもマイルを貯めることができます。
また貯まったマイルは無料航空券に引き換えられるのみならず、ホテルやレンタカーの支払いに使えたり、あるいは日本であれば
EdyやWaonをいったICマネーに変換することができます。なので、今ではマイルが日々の生活の中に入ってきていると言えます。
では、どのようにすればこのマイルを上手く貯めることができるのでしょうか?
まずは、色々な航空会社に関する知識を集めるとこが必要になります。
a) アライアンス
現在、多くの航空会社がアライアンスと呼ばれる連盟(あるいはチームといいますか)に入っていて、その中の航空会社同士では
上手く飛行機が乗り継げたり、コードシェアをして他会社の便を予約できるようにしたり、マイルを他会社便利用で貯めることが
できます。
例えば、もし僕が東京からロンドン経由でヨハネスブルグ(南アフリカ)に行くことを考えてみましょう。
東京~ロンドンは日本航空で、ロンドン~ヨハネスブルグはブリティッシュエアウェイズ(イギリスの航空会社)利用とします。
以前であれば、ロンドンで一度飛行機を降りてイギリスに入国し、そしてもう一度チェックインをし直してから南アフリカに向かいます。
しかも、日本航空の便は日本航空で、ブリティッシュの便はブリティッシュで予約をすることになり、面倒です。
また、マイルも東京~ロンドンのは日本航空のマイルとして貯まり、ロンドン~ヨハネスブルグはブリティッシュのマイルとして貯まります。
つまりこの状態の場合、各航空会社間の連携が薄く(アライアンス以前からも連携の強い航空会社もいくつかありましたが)、
利用者の立場としてはとても不便でした。
ですが、アライアンスのある現在では、前の例で説明すると、
まず日本航空で全ての便を一括して予約することができ、ロンドンでの乗り継ぎもよりスムーズになり(荷物は直接南アフリカまで行き)、
マイルも全ての区間分を日本航空のマイルといて貯めることができます。
基本的に、利用者にとってはメリットしかないです。
2011年現在、アライアンスは主に3つあります。スターアライアンス、ワンワールド、スカイチームです。航空会社の例は、
スターアライアンス:全日空、ユナイテッド、ルフトハンザ、スイス、オーストリア、中国国際航空、アシアナ、シンガポール航空など
ワンワールド :日本航空、アメリカン、ブリティッシュ、フィンエアー、カンタス、キャセイパシフィックなど
スカイチーム :デルタ、エアーフランス、KLM、アリタリア、アエロフロート、大韓航空、ベトナム航空、中国東方航空など
b) おすすめの航空会社
上記で説明した通り、基本的にアライアンス内であれば、他社便利用でも、別の航空会社でマイルを貯めることができます。
すなわち、一つのマイルのカードを持っていれば、それで同じアライアンス内のどの会社を利用してもマイルが貯められます。
では、どの航空会社でマイルを貯めるのがいいでしょうか? 意外と各航空会社によって特徴が異なります。おすすめは、
スターアライアンス:全日空あるいはユナイテッド
ワンワールド :日本航空あるいはアメリカン
スカイチーム :デルタ
日本の航空会社の特徴は、貯まったマイルがEdy(全日空)やWaon(日本航空)の電子マネーに交換できるところです。
これは大きなメリットで、有効期限が近づいてもいつでも電子マネーに交換できるのはスゴイことです。
ただし、有効期限が短いこと、あとは積算率が低い(安い航空券だとほとんどマイルが貯まらない)のがデメリットです。
一方でアメリカ系航空会社の特徴は、有効期限が長い(デルタでは無期限)こと、積算率が高い(格安航空券でも100%貯まる)ことです。
ただし、無料航空券への引き換えに必要なマイル数が多かったり、特典交換が難しかったりするのがデメリットです。
僕は基本的にスターアライアンス系航空会社に乗るときは全日空のマイルで貯め、ワンワールド系航空会社に乗るときは日本航空
のマイルで貯め、スカイチーム系の航空会社に乗るときはデルタのマイルで貯めています。
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