カナダ 移民制度 Express Entry

移民大国であるカナダには、様々な移民制度があります。日本人としてはカナダ人の配偶者として移民権を取得する人が多いかと思いますが、カナダ人配偶者がいない自分のような日本人にとってはExpress Entryという制度を使って移民権の応募をするのが一番単純かと思います。

移民に関する情報は留学・移民エージェントや法律家のページなどに詳しいものが載っていたりしますが、一般人が自力でExpress Entryの制度を使って移民権を取得することに関してはほとんど情報が見当たらなかったのでこのホームページでその情報を載せて行きたいと思っています。

Express entryの概要に関しては以下の会社のページなどにも載っています。

ただし、最新の情報を得るためには、必ずCIC (Citizenship and Immigration Canada)のサイトを見てください。このサイトはカナダの移民関連の公式のホームページであり、このサイトの情報が一番正しくかつ最新で(公式ホームページなのでもちろんのことですが)、このサイトから全ての申請を行います。ワーキングホリデーもこのサイトで全ての申請を行います。

この上のページから "Immigrate" → "Express entry" と選択すればExpress Entryに関するページに飛びます。正直なところ、必要な情報を簡単に取得出来ようにまとまっているサイトではないので最初時間がかかりますが、じっくりとこのサイトを見て、Express entryの仕組みを理解した方が良いです。自分も、学歴に関して事前にカナダの教育関連機関での認定がなければExpress entryに応募できないということを見逃しており、多少時間のロスをしてしました。まずはここにある情報をじっくりと見てみましょう。

そんな中、2017年9月現在の情報ではありますが、Express Entry応募に関するポイントは以下の2点と思います。

・IELTSで高得点を取る

・必ず事前に最終学的の認定(カナダの教育関連機関による)を受け取っておく

まず1点目のIELTSに関してですが、自分の思っていたよりもはるかに難しい試験でした。設問数自体はあまり多くなくこれで本当に英語の実力が測れるのかなと思っていましたが、受験して結果を見てみるとIELTSが英語のテストで一番能力を上手く測れるテストかもしれないと思ってきました。なので、まずは英語をしっかりと勉強してIELTSでの点数をあげる必要があります。

Express Entryの点数制度(2017年9月)では以下のようになっています(配偶者なしで移民申請する場合)。詳細は以下のページを参照して下さい。

http://www.cic.gc.ca/english/express-entry/grid-crs.asp

A. Age 110 

A. Level of education 150 

A. Official languages proficiency 160 

A. Canadian work experience 80

C. Skill Transferability factors (max) 100 

D. Additional 

- Brother or sister living in Canada (citizen or permanent resident) 15

- French language skills 30

- Post-secondary education in Canada 30

- Arranged employment 200

- PN nomination 600

カナダで教育を受けたこともなく仕事もしたことない日本人としては、この中で点数を稼げるのはAとCの項目位となります。ただし、例えAの項目で出来るだけ高得点をとっても

A. Age 110 (25~29歳)

A. Level of education 150 (博士)

A. Official language proficiency 160 (ネイティブレベルかそれ以上)

で合計420点です。そもそも日本人で25~29歳で博士課程を修了し英語能力がネイティブかそれ以上という人はまずいないかと思いますが、一応可能性のある最高点はこの420点になります。しかし、以下のページでExpress EntryでのIniviationが来る最低点が表示されていますが、2017年夏頃では430~440点前後であり、このようにAの項目でほぼ満点をとってもInviationが来ません。

http://www.cic.gc.ca/english/express-entry/rounds.asp

もちろん兄弟がカナダの市民権あるいは永住権を取得していたり、すでに職のオファーが来ていたりすれば点数は上がりますが、なかなかそのような条件の日本人はいないと思います。

そこで鍵となってくるのが C. Skill Transferability factors と思います。

これは高等教育や海外での職業経験に応じてポイントを加算するという項目です。ただし、高等教育(大卒など)や海外の職業経験があれば必ずもらえるポイントかというとそうではなく、語学力がある程度ないと加算されません。目安となるのがCLB 7とCLB 9のレベルで、CLB 7以上であれば高等教育&海外職業経験で50点加算、CLB 9以上であれば同じ条件で100点加算されます。CLB 7と9というのは IELTSでの点数に換算すると以下のようになります。

CLB 7: IELTS Listening 6.0, Reading 6.0, Speaking 6.0, Writing 6.0

CLB 9: IELTS Listening 8.0, Reading 7.0, Speaking 7.0, Writing 7.0

この点数が、IELTSで取るべき点数の一つの目標になるかと思います。自分の場合はListeningが8.0以上にならず、CLB 9に達していません。そのため合計得点も440前後までいっておらずInvitationが来ていません。Express entryでInvitationが来るためにはなるべく早くListeningで8.0取れるように頑張らないといけないですが、なかなかすぐには伸びないのが大変です。

自分の場合フランス語も勉強していたので、まずはフランス語関連で得点を伸ばしたいと今は思っています。フランス語の参考試験であるTEF Canadaである程度の得点を取ればExpress Entryの制度内でも最大24点(各セクション最大6点)とD. AdditionalのFrench language skills 30点が得られます。そうすれば最大で54点加算されることになり、一気に点数が伸びます。

何か他にも点数を伸ばす方法などあれば教えて下さい。宜しくお願いします。


もう一点、Express entryの申請において重要なのが学歴の認定です。最終学歴の認定をしてもらうためには英語の卒業証明書をそのまま出してもダメで、カナダの教育機関で認定してもらう必要があります。これに200CAD以上と約1ヶ月以上の日数がかかります。詳しい内容は以下のページで確認してください。自分はWESという会社に申し込みましたが、特に問題もなく申し込みから1ヶ月以内位には証明書を受け取ることができました(申し込み後卒業・終了証明書や成績表を送る必要があり、特に成績表は大学側から直接送ってもらう必要があり少し手間です)。

http://www.cic.gc.ca/english/immigrate/skilled/assessment.asp


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